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他者との境界線

December 25, 2018

自分は何をどこまでして、どこからはやらなくてよいのか。

その価値観は人によって違うかと思います。

日々、知らず知らずのうちに頑張りすぎて、自分はいつまで頑張り続けなくてはいけないのか。そんなことを時々考えては疲れ果ててしまうという方も中にはいらっしゃるかと思います。

 

それをはっきりさせるのが他者との境界線の考察です。

 

境界線とは、文字通り、自分と他者を隔てるものです。私たちは時々、友人、家族やパートナーとの間で、不公平で不平等な関係に陥ることがあります。自分が相手の要求に合わせて疲れてしまったり、自分のニーズが満たされていないと感じることがあるならば、他者との境界線が曖昧になっている可能性があります。境界線は、他者との平等な関係を築くための目安となりますので今一度しっかり考えてみるといいかと思います。

 

境界線が曖昧になる原因の多くは、子どもの頃、身近な大人から “ 嫌だ ”という意思を表現するのが悪いことだと教えられてきたり、自分の能力や意見を否定されてきたというのが背景にあります。

子どもながらにその教えを信じ、いつの間にか自分が相手を否定したり、“ 嫌だ ”を言うことは、悪いことだと感じるようになり、境界線の意識が健全に育たなかったことで、自分がどこまで相手を受け入れ、相手がどこまで自分を受け入れてくれるのかの基準がよく分からない状態なのです。

 

境界線の内側には、自分で責任を負い、自分の自由で裁量できるものが入ります。感情、価値観、行動、選択、限界、能力、思考、欲求、愛、肉体。これらは本来なら、自分が責任を持ち、自分の意志で自由に決定してよいものになります。

例えば…自分の価値を守るために、相手に過剰な要求をさせないし、こちらからもしない。

相手にNOと言われても、自分の意見を伝えるのは悪いことではなく、むしろ健全なことだと理解し、お互いの都合と要望を話し合い、調整できる。

自分のアイデンティティと価値観を尊重し、自分の問題か、相手の問題かを見極め、必要以上の責任を負おうとしない。

自分の個人的な情報は、信頼関係を築きながら、一度に少しずつ伝える。

相手の期待と異なる場合でも、自分の欲しいものや要求、意見や感情をはっきり伝えることが出来る。

自分の幸せや満足は自分が責任を持ち、相手にも同様の力を認める。

助けが必要な時は、求める自分の限界を知り、それを越えた要求を受け入れることはないし、同様に相手の限界も尊重する。

誰かが自分を利用したり、不公平な要求をするのを許さない。また、自分の価値を不当に貶めたり、境界線を越えた要求をされた時に、拒否することは当然だと考えられること。

平等な境界線を保つとは、自分の価値を守ることであり、そのために、相手の過剰な要求を認めないし、同様にこちらからもしないということ。

 

 

境界線の外は、あなたが責任を負う必要がなく、それ故にあなたが干渉できないものも含まれており、むやみに侵入されたり、したりしてはいけないゾーンなのです。

しかし、境界線の概念を普段意識していないと、自分の境界線に侵入されていたり、していたりしても気づかない場合があります。

自分の境界線の外について。例えば…相手に嫌われるのが怖くて、ノーを言えなかったり、相手の予定や都合に自分が合わせてしまう。または、相手にそうさせてしまう。

自分の欲しいものや要求、意見、感情は無視して、相手の感情を優先してしまう。または、相手にそうさせてしまう。

相手を幸せにし、満足させることが自分の責任であり、自分の大切な価値だと考えてしまう。または、相手にそれを求めてしまう。

助けが必要な時でも助けてと言えず、自分の限界を越えた要求を受け入れてしまう。または相手に受け入れさせてしまう。

相手の問題を、自分の責任であるかのように感じて背負いこんでしまう、などです。

 

 

境界線に踏み込んだり、踏み込まれたりせず、他者との平等な境界線を築くために知っておくといいヒントを最後にお伝えしようと思います。

 

■自分の境界は、自分で決める権利があると理解する

そもそも境界線は、人に決めてもらう必要もありません。あなたが苦しい思いをしない境界線を設定しましょう。

 

■他人の要求や感情は、自分のものほど重要ではないと理解する

自分の要求や感情を優先するのは自分勝手だと私たちは教わってきているので、これは一見、難しい様に感じますが、現状、自分の価値を尊重できていないことで苦しい思いをしているなら、まずは自分の要求や感情をきちんと相手に伝えてみましょう。

 

■勇気をもってNOと言う

実際、ある程度の自己中心主義は、平等な関係を築くために必要です。他人を喜ばせ、承認を得るために、自分を犠牲にする必要はありません。当然の主張をしているだけなのですから、罪悪感を感じることなくNOと言いましょう。そもそも、YESとNOに悪い意味はないのです。

 

■自分にとって受け入れられない要求や行動を見極める

あるがままの自分の要求や素直な感情と、健全な境界線を、まずはあなた自身が尊重しましょう。どのような時に、それを侵害されたと感じるか振り返ってみてください。

 

■現実的な期待を持つ

自分を尊重してくれない人との関係を続けるのが困難だと思うなら、適度な距離をおくか、一緒に過ごす時間を減らしましょう。もし必要なら関係そのものを断ちましょう。相手は、あなたに対して今とは違う対応をしようとは考えていない場合が多いです。相手が変わるのを期待しないようにしましょう。

 

■自分の幸せに責任を持つ

本来なら、あなたは自分の好きに意志を変えることが許されます。あなたの意志と自由は、他の誰でもない、あなたのためのものだからです。恐れや罪悪感を抱くことなく、あなたにふさわしい幸せを守るために進みましょう。

 

■自分を信じる

あなたのベストを知るのは、あなたです。何が欲しくて、何が必要で、どんなことに価値を置くか。誰にも決めさせてはいけません。

 

 

他者との平等な境界線を設けることで、あなたは自分が本来持っていた強さに気づくことができます。そして唯一無二の自分を大切に愛することができるのです。一度他者との境界線を見直し、自分の価値をもう一度見直してみてくださいね。

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